地域活性化戦略における課題とその解決策
現状把握
◉ ほとんどの地域での取り組みが、⼀過性のイベントを主体として展開されている。
➡ このため、同じことの繰り返しを⾏っているため、ノウハウは個⼈に蓄積され、地域としての活動というより個⼈的な活動の集合体的要素が強い。
◉ 地域データベースを構築していないため、市町村⺠及び観光客（外国⼈を含む）の消費動態、⾏動動態を総合的に把握できず、効果的な施策が展開できていない。
➡ 地域全体から⾒た総合マーケティングが展開できない。持続可能な広域連携など不可能な状況にある。
◉ ⽣活全体から⾒た市町村⺠の活動の関連性を総合的に把握できていない。
➡ 例えば、年配の⽅々がどういう頻度で健康運動を⾏い、医療施設に通い、外⾷を取っているか等の情報を総合的に把握できれば、健康で元気な年配者の育成につながる。
◉ 活動原資の確保が難しい。どうしても⾏政⽀援頼りになってしまう。
➡ 地域が⾃⽴して取り組もうとするマインドの醸成が難しい。
新しい解決策
◉ 地域循環型ポイントシステムを活⽤して、道⺠及び観光客の消費動態、⾏動動態を総合的に把握し、データとして⾒える化させ、地域活性化マーケティングの基盤を構築する。
➡ 情報＆データがオンライン（即時）で把握できることで、迅速でタイムリーな戦略展開が可能になる。情報＆データは、厳密な情報管 地域全体で把握・オープン化されるため、様々な取り組みが期待できる。広域連携モデル構築が可能になる。
◉ キャッシュレス化を促進し、社会コストを下げるとともに、観光戦略を強化する。
➡ QR決済、電⼦マネー、クレジットカード決済等を浸透させ、消費活動の活性化を促進する。
◉ コロナ禍のなか、今まで以上に地元会員の利⽤促進を図る施策を展開する。例えば、ネット決済、デリバリー・テイクアウトサービスの充実を図ることで、売上向上を⽬指す。また、多数の観光客の来訪が期待できないなか、来訪された観光客の満⾜度を⾼めるサービスを強化する。
➡ 地域への消費循環を図るとともに、観光客の会員化（更に、常顧客化戦略）を促進する。
◉ 全国共通ポイントシステムを介して、失効ポイントを現⾦化し、地域の活動原資を捻出する。
➡ 持続可能な地域活動原資の確保を通じて、市町村⺠の⾃⽴意識を確⽴していくことが期待できる。